宮崎で出逢ったホームレスの人達から学んだ3つのこと

徒然なるままに
K-Low
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I can fly〜!
K-Lowです!

子供の頃から海外を飛び周りたい!

それは旅や旅行ではなく仕事として…

なぜかわかりませんが幼稚園の頃からずっと思ってました。

なので遅くとも一年後に飛び立ちたいと思います!

と、いうわけでこれからどうなるのか誰にも分かりませんがこんな考えを持つ一つのきっかけとなった

出来事を今回は書いてみようと思います。

高校時代に出会った2人のホームレス

高校生まで宮崎県の片田舎、田野町でのびのびと育った僕が地元宮崎で出会った2人のホームレス。

当時、偶然の出会いから色々と話しをしたことがあります。

そんな2人のホームレスの人達から学んだことを紹介させて頂きたいと思います。

宮崎にもいたガンジー

今から遡ること18年ほど前、宮崎駅の駅裏で生活していた1人のホームレスの方がいました。

そのホームレスの方は地元の学生達からはガンジーとの呼び名で親しまれていたので

ご存知の方や記憶にある方もいると思います。

そんな宮崎のガンジーから僕が学んだこと。

宮崎ガンジーのお言葉

当時は学校をサボってよく宮崎駅や若草通りで遊んでいた僕ですが、一度宮崎駅裏で

ガンジーに言われた言葉がいまだに記憶の中に残っています。

恐らく多くの人達が小さい頃からいろいろな大人や先生方に言われる言葉第一位でもある

「勉強しなさい!」

この勉強しなさいという言葉は本当に何百回、何千回と言われた事がある方も多いと思います。

僕もこの言葉は幾度となく言われてきました。

ただ、このなぜ勉強をしないといけないのか??

勉強をすることによって、この先どんなメリットがありどんな効果があるのか?

この素朴な疑問にきちんと答えれる大人もなかなか少ないと思いますが、

ある日、ガンジーが僕へと放った言葉は本当に衝撃的なものでした!

コラ〜!学校行かんか〜!!
ちゃんと勉強せんとオレみてーになるとど!」
宮崎ガンジー
宮崎ガンジー

……

………!?

その言葉は当時の僕にはまさに衝撃的なものでした!

なぜ勉強をしないといけないのか!?

そして、なぜ勉強が大事なのか!?

小さい頃から漠然と抱いていたそんな疑問を一言で解決してくれたガンジー!

勉強をしなければ自分(ホームレスに)のようになってしまう!

だから学校へ行き、きちんと勉強をしろ!

自分の姿を持ってこんなにも勉強がなぜ大事なのかを教えてくれた大人を未だかつて見たことはありません! 笑

当時学校へ行かなかった僕に宮崎ガンジーは他の大人が教えてくれなかった一つの答えを教えてくれました。

ガンジーの最後


そんな宮崎駅を自宅としていた宮崎ガンジー。

そんなガンジーがある日突然、宮崎駅からいなくなりました。

祖国へ(インド)帰ったとか新たなお家へと引っ越した等いろいろな噂がありましたが、

当時の宮崎新聞に掲載された記事で僕は最後を知りました。

その新聞に宮崎ガンジーの最後は凍死との記載がありました。

南国宮崎とはいえ真冬の気温は0℃近くまでいく日もあります。

そんな中で新聞とダンボール、壁なしの自宅では相当冷え込んだんだと思います。

その新聞にはガンジーの本名と年齢、そして出身が実は沖縄であったと書かれてありました。

宮崎ガンジーから学んだこと

当時、興味のないこと以外は全く勉強をしなかった僕が宮崎ガンジーから学んだこと。

勉強(知識)というものはプラスや何かのメリットの為に必要なんじゃない、むしろ逆で

デメリット(マイナスな出来事)の方が大きいから勉強が大切だということ。

人はプラスな事やメリットばかりのために物事の判断や選択をしていくことが多いですが、

そんなプラスばかりを見つめるのではなく

デメリット(マイナス面)の大きさを避けるための選択も大切だということを初めて僕に教えてくれた大人の1人でした。

マックスバリューのホームレス

高校時代に地元でもある宮崎市田野町のマックスバリュー(スーパー)で出会ったホームレスの方がいました。

とある夏の深夜、店の前のベンチに何と無く座っていた僕に近寄って話をしたホームレス。

そんな人からも色々と話をしたのを覚えています。

他人に何か与えれる人間になりなさい

ベンチに座りたわいもない会話をしていた僕に対してそのホームレスが話した言葉。

「他人に与えれる人間になりなさい。
そして感謝を忘れない人になりなさい。
ホームレス
ホームレス

この言葉は18年経った今でも覚えています。

人に何かを与えれる人間に…

そして感謝を忘れないように…

当時その言葉を聞いた僕は「わかりました!」と言い、深夜で値引きされていた

おにぎりと唐揚げをそのホームレスの人へ買ってあげたのを覚えています。

ホームレスの方が望んだ通り、僕は他人に何かを与えれる人間になりました。 笑

そして、「ありがとう。」の言葉も何もなく、そのおにぎりと唐揚げを完食したホームレスの姿がありました。

鹿児島で死ぬことを決意

そのホームレスの方はその夜いろいろなことを僕に教えてくれました。

●自分はホームレスになる前は東京で生活をしていたこと

●東京では商社に勤めていて年収も1000万近くあったこと

●僕と同じくらいの娘さんがいること

●家族を残して突然ホームレスになったこと

●移動したいときは市役所に行くと隣の市や県までの電車の切符やお金をくれること
(行政としてはホームレスを自分達の町から追い出したいからタダでくれると言ってました。)

●東京を出てから宮崎県のこの町にたどり着くまでに約10年かかったこと

そして、ホームレスとして東京を出てからずっと心に決めていたこと。

鹿児島最南端の町にたどり着いたら自分は死ぬと決めていること!

マックスバリューのホームレスから学んだこと

当時15~16歳の僕にとって理解しがたい生き方をした人でした。

人は何かを残したり生産したり、誰か大切な人の為に生きていく人生ばかりだと考えていた僕にとって

その場所で死ぬことを目標にして生きている人。

自分の人生を自殺という最後に向かって行く。

自分の最後を自分で決め、自ら決断し死に向かって生きる。

人生は自分が主役

その後、このホームレスの方が無事に(?)鹿児島最南端の地へたどり着き、自殺したのかは今となっては

確かめるすべはありませんが、たまにこのホームレスの方との出来事を思い出す時があります。

このホームレスの方に聞いた話、自分の人生は誰がなんと言おうと自分で決断し、自らの選択によって

生きて行く!

誰がなんと言おうと人生は自分が主役であるということ!!

最後に

いかがでしたでしょうか?

普段の生活の中ではなかなかホームレスの方と深くじっくりお話をする機会も少ないとは思います。

ただ僕が出会ったホームレスの人たちはホームレス(家がない)というだけで話してみると

他の人達にはない価値観や考え方、生き方をしている方々でした。

このブログを最後まで読んでいただいた方も今度もしホームレスの方を見かけたらこの夏は思い切って

話しかけて見てはいかがでしょうか?

これまでに自分の価値観や人生にないお話や考え方、物の見方、お話が聞けて新たな扉が開くかも! 笑

そんな新たな扉に向かって

K-Low
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