日本伝統芸術墨流し見学!〜染の高孝〜

キャンドル
K-Low
K-Low
世界一周出るまでは12(Twelve)という英語を知りませんでした!
K-Lowです☆

サッカーを見てたりはしてたんで11(イレブン)までは知っていたのですがそれ以上になると知りません

でしたが、お得意の「なんとかなるさ〜♪」精神で回ってました☆

人間、トゥエルブ知らなくてもなんとかなるもんですね♪ 笑

と、いうわけで今回はキャンドルの新たらる表現方法を学ぶ為に、東京都新宿区高田馬場にある

「染の高孝」さんへ日本古来の伝統芸術である【墨流し】の見学へと行ってきました!

突然のアポイントにも関わらず、通常は公開していない工房を見学させて頂き、高橋先生、他従業員の方々や他の職人の方々、本当にありがとうございました!

心より感謝しております!

【墨流しとは?】

日本古来の染色技法

水盤に水を入れ、水面に墨汁を垂らしそれに少量の墨流しとは油を混ぜ雲形や流水形にしたのち、和紙等を

水面に浸すと墨の文様が和紙へと写り、模様となる技法のこと!

古くは西本願寺本三十六人集など古くから用いられた日本の伝統芸術の技法!

なんと1000年以上も昔から日本に伝わっている技法らしいです。

ちなみに海外だとトルコやヨーロッパにマーブリングという同じ技法を使った転写の仕方がありますがマーブリングに関しては7〜800年ほどらしいです。

水槽の長さはなんと14m!


元々、和紙への模様付けだった墨流しの技術は染料の質の向上から着物の染めへとも使われるようになりました。

その為、染の高孝さんでは14mの長さの水槽を使い墨流しでの染めをしてました。

この長さで浴衣が丁度作れるサイズとの事です!

*ちなみに17mあれば着物が作れるとの事!

模様が刻々と変わる様はまさにアート!

墨流しの方法ですがまずは数種類の色を筆で水面上へと垂らして行きます。

今回、見学させて頂いた染の高孝さんの高橋先生は筆を上下に振りながらちょんちょんと全体へと垂らしていました。

そこから先が尖ったモノや何本もの串のついたほうきのような道具等を使い水面の染料の雫を徐々に広げたり、動かしたりして模様づけを行って行ってました!

先生に

「模様の付け方や染料の垂らし方は何かコツがあるんですか?」

と伺ったところ、

「ん〜〜?テキトー♪」

と、笑いながらおっしゃってましたが数十年の経験や勘があるからこそのテキトーでこのような綺麗な模様を作り出すことが可能なんだなと感じてしまいました!

染まる瞬間はまさに一瞬の神業!

そして、ある程度の模様を作った後は14mもの布を2人ががりで両端を持ち一気に水槽へとつけます!

その瞬間に生地へ一瞬で先ほど作った墨流し模様が転写される様はまさに神業!

コンマ何秒の瞬間ですがこの一瞬の芸術は是非ともその目で見て頂きたいと強く願います!

【墨流しをキャンドルで表現】

今回、染の高孝さんへ伺わせて頂いて仕上げたキャンドルがこの墨流しバーションになります。

高橋先生のような美しくも優雅なあの墨流しをなかなか表現しきれてませんが色々と試行錯誤しながら日本伝統芸術である墨流しの技法を表現できたらと思いました!

今回は突然のアポイントからの見学を快く承諾して頂けた、高橋先生含め染の高孝関係者の方々、本当にありがとうございました!

なお、こちらの墨流しキャンドルはUNA LUCEオフィシャルサイトでご覧いただけます。