「“鎖国の国”サウジアラビアってどんな国?宗教・文化・人々と出会った6都市の旅」

世界一周

K-Low
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アッサラーム・アライクム) اَلسَّلَامُ عَلَيْكُمْ)

イスラエルで三大宗教について考えさせられた為、イスラム教の聖地サウジアラビア行きを決めました!K-Lowです!

皆さんは世界三大宗教と聞くとどんなイメージがありますでしょうか?

そんな世界三大宗教の聖地イスラエルで体験した記事はこちらから

三大宗教の聖地とパレスチナの分離壁〜イスラエル〜 2019-11-27

そして今回は51ヶ国目!

つい最近まで鎖国されていたイスラム教の聖地有する国サウジアラビア編です!

 


 

 

はじめに 〜旅のきっかけ〜

ずっと「鎖国状態」にあった中東の国サウジアラビア。
長年、観光客の入国はほぼ不可能と言われていたこの国が、ここ数年で大きく変わり始めた。
ついに観光ビザが解禁されたのだ!

「よし!今なら行ける!」と思った僕は、迷わずこの中東の地へと向かうことを決意した!

訪れた都市と印象

リヤド

サウジアラビアの首都にして、僕が最初に降り立った街。
さすが中東の砂漠の国!街や道路がとにかく広い!

そして高層ビル群が立ち並び、まるで先進国のようだった。

サウジアラビはアラビア語の国

サウジアラビアの車のナンバープレートはアラビア数字の下に普通の数字で書かれていた。

僕はリヤドの街中を歩きながらひたすら目に映る車のナンバープレートを見ながらこの旅の2日目にしてアラビア語の数字が読めるようになった最初の街。

ちなみにアラビア語は右から左に書きます!

ジェッダ

旧市街のスークには金製品やスパイスが溢れ、中東らしさを感じた都市ジェッダ。
ここでは、自分の名前をアラビア語でかたどった「22金のブレスレット」をオーダー。

サウジアラビアの思い出の一品になった。

ちなみに価格は日本円で1万円弱‥プライスレス!

メディナ

イスラム教第2の聖地。偶像崇拝が禁じられており、カメラ撮影にはとてつもなく神経を使った場所。
「宗教警察に見つかるとカメラを没収されたりデーターを削除される」

そんな話しを聞いていたのでかなり周りの人達にドキドキしながらシャッターを切った。

ダンマン

ここは、サウジアラビアからバーレーンへ向かうための最終都市となった。
ホテルの近所の食堂に通ううちにそこで働いていたサウジアラビア人の男の子と仲良くなった思い出の地。

彼との何気ない日常会話は今でも心に残っている。

アルウーラ

マダインサーレ行きのバスに乗るために立ち寄った旧市街のある町。
アルウーラ着のバスの到着時刻は深夜1時…

マダインサーレのバス停約12km‥

深夜の為交通手段がなく約3時間かけ夜道を歩いてバス停へ向かった

車通りも人通りもかなり少なかったがとりあえず深夜の一人歩きで何もなくて良かった‥。
しかしアルウーラからジェッダへの帰りのバスではチケットの予約をミス!

次の日のチケットを予約しておりスタッフから乗車拒否される‥。

少し焦るもどうにかWi-Fiが通じて何とか再予約し無事乗車成功。

マダインサーレ

「かつては世界一行きにくい世界遺産」と言われていたマダインサーレ。

アルウーラのバス停からは30分程で思ったよりスムーズに到着。
かつてのナバタイ人がヨルダンのペトラ遺跡と同様に作られた街。

ただ、ヨルダンのペトラ遺跡を見てたので、正直感動は少し薄めだった…。

やはりヨルダンの規模感は半端ないんだと感じた。

そんなヨルダン編はこちらから↓

世界一高い!?ペトラ遺跡と世界一低い海の不思議〜ヨルダン〜

宗教や文化の違い

女性は全員アバヤと呼ばれえる衣装を着用する。

以前は外国人も全て着用の義務があったらしいが鎖国を解き観光客が増えるに従って義務化はなくなってきているようだった。

ただ、安全に旅するなら外国人でも着用しておくと観光がしやすいらしい。

目の部分以外は全て真っ黒の衣装で顔すら隠れているのが最初は少し怖いと感じた。
そしてこの国では女性の運転も数年前まで禁止され、外出や食事も1人ではできなかったと知ったとき今時なのに「男尊女卑じゃないか?」という印象を持った。

バスでも女性は前方の限られた座席のみに座る。

エレベーターでも家族以外の男性と一緒に乗ることはない。
そんな国で一週間程過ぎた時に実はこの決まりや文化は「女性を守る!」という考えから来ているのかもしれないとふと思った。

また、メディナの定食屋で仲良くなったスタッフから「ムスリムか?」と尋ねられ僕が「違う」と答えた途端に態度が一変。
何も話さなくなり、お釣りも乱暴に返された。
日本に帰ってその話をすると「イスラム教ってテロとかしてて怖くないの?」と言われた‥。
知らないってことはもしかすると偏見や誤解に繋がるんだなと感じた瞬間だった。

出会った人たち

空港に着いてすぐ、イミグレのスタッフに「君、日本人?僕は呪術廻戦が好きなんだ!」と話しかけられたのには驚いた(笑)
また、多くの人に「ムスリムか?」と聞かれそのに少し戸惑った。

1週間を超える頃には100%イスラム教の国にいた為僕もイスラム教になりたいかもと少し心移りしている自分がいた(笑)

 

また、写真を撮ろうとすると手で顔を隠す人が多かった。

宿では「メッカの方向どっち?」とよく聞かれた。

幸いにも同じ相部屋の皆や街中にいる人達が必ず1日5回お祈りをしているのを見ていたのでメッカの方向感覚はバッチリと身に付いていた!
そしてサウジアラビア滞在中女性が働いている姿を見る事はほとんどなかった。

恐らくまだまだ女性の社会進出へは遠い国なんだろう。

また、ホテルで仲良くなった26歳のサウジ人はワンピース好きで僕の事を「アニキ!」と呼んできたり、笑いと驚きの連続だった。

ただ、ワンピースのどのキャラがアニキ!って言っていたのかはいまだに謎‥(笑)

差別や偏見について考えたこと

 

イスラム教以外を受け入れない人もいればイスラム教そのものに偏見を持つ日本人もいる。
どちらが正しいかではなく”知らないことが差別を生む”ということを感じた旅だった。

今回の旅を通して伝えたいこと

世界はとてつもなく広い!
この日本や小さなその地域だけが世界のすべてじゃない!

世界に出ればきっと「自分らしく生きられる自分の居場所」に必ず出会える!

僕はそう信じている!
人種、宗教、文化、歴史、価値観──
それらに触れることで自分の中の「当たり前」は少しずつ変わっていくと思ってい。

偏見や差別をなくしもっと自由に‥

そして世界中に広がる美しい世界を是非体感してほしい!
【世界は美しいモノであふれている】

そんなサウジアラビアで撮影したポストカードはこちら↓

ポストカード(サウジアラビア①)全20種

ポストカード(サウジアラビア②)全20種

いかがでしたでしょうか?

海外51ヶ国となる国サウジアラビア!

実は以前イスラム教や世界三大宗教については少し書かせて頂いた事がありますが今回は少し違った形で書いてみました。

日本にはあまり馴染みのない国かもしれませんがこれを読んでサウジアラビアや宗教に少しでも興味を持って頂けると幸いです。

というわけでまだまだ続く世界への旅はまた次回!

K-Low
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مع السلامة (アマッサラーマ!)