沈みゆく国へ、神が散りばめた宝石の海~モルディブ~

カメラ・写真

K-Low
K-Low
アッサラーム・アライクム) اَلسَّلَامُ عَلَيْكُمْ)
世界各国では必ず海やビーチに行く海漢、K-Lowです!

皆さんは海はお好きでしょうか?

僕はエジプトのダハブでダイビングライセンスを取得してから世界各国でビーチに行ったりシュノーケルをするのが大好きになりました!

そんなエジブトで体験した記事はこちらから

憧れのピラミッドと恋したダハブ〜エジプト〜

そして今回は56ヶ国目!

【神が散りばめた宝石】と称される程の美しい海を持つイスラム教の国、モルディブ 編です!

はじめに 〜旅のきっかけ〜

ずっと夢だった‥あの海の青さの中へ

これまで世界を旅してきた僕がなぜだか

ずっと後回しになっていた国——モルディブ
ハネムーンや観光地としてあまりにも“完成されすぎている”印象があり、元々ローカルな場所や地元住民とのコミュニケーションが好きな僕にとっては少し行くタイミングを失っていた国

2024年12月
この沈みゆく国は必ず見ておかなくては…
そんな気持ちが何故か突然に湧き上がってきた時

僕はモルディブ行きのチケットを手にしていた

街と自然のはざまで〜マレ&ビリンギリ島〜

首都マレ

海に浮かぶ小さなコンクリートジャングルの首都マレ
人もバイクもぎゅうぎゅうで一周歩いても1時間弱の小さな島

それでも首都として大使館だったり大統領官邸や警察署だったりが集まった場所

初日から「これがモルディブか~!」と少し驚いた
マレに滞在中はそこからボートで15分ほどで渡ったビリンギリ島でのビーチを満喫したり現地の人が集まるローカルフードエリアでインド料理等のバイキングを楽しんだりの日常

ヤシの木の影でのんびりする地元の子供達や一日5回モスクから街中に響き渡るイスラム教のアザーン
イスラムの文化と海の暮らしがそこには静かに交差していた

恋する程に愛おしい海と出逢った島ラスドゥ

本当の旅(恋)が始まった小さな島ラスドゥ島

マレよりも更に小さな漁村の島

未舗装の道

歩いて僅か10分で一周できるこの島が僕の心を掴んで離さない程の島となった‥
毎朝、目覚めるたびに「今日もまたあの美しい海に逢いに行こう!」と思える程心踊る日々

いつものビーチに着くとシュノーケルをつけ海に入る

遠浅の海の為3〜400m先まではすぐ足元にはサンゴ礁

そこから先は数十mと一気に深くなる海

まるでサンゴ礁の広がる空に浮いているような感覚‥

泳ぎもせずにただひたすらに波の流れに身を任せ、足元に広がるサンゴ礁と海の深さが広がる

【光の世界】

時折ウツボやサンゴ礁の間を泳ぐ色とりどりの熱帯魚や魚達と目が合うこともしばしば
海の中にいる時間が長くなるにつれて自分が”浮いている”のかそれとも“沈んでいる”のかすら分からなっていく‥

数十mととてつもなく透明度の高い海と無音の世界で流れた時間という概念。。

酔えない夜としらふの贅沢

イスラム教が国教のモルディブでは基本的にお酒は飲めない

世界中で各地のローカルビアーを楽しむ僕にとっては最初かなりショックだった。。。
「せっかく南国とこんな美しい海に来たのにビールもなし…?」

一泊数万円〜数十万するヴィラや高級ホテルのあるリゾートアイランド等で泊まれば外国人ならホテル内での飲酒はできるらしいが‥

しかし今回はそんなリゾートアイランドではなく現地住民がひっそりと生活するローカルアイランド

ただそんなローカルアイランドで星の下、波の音を聴きながらコーラ片手にぼーっとする夜。。。
不思議なことにあれだけ毎晩飲んでいたお酒が無くても少しも物足りなくなかった
「これは、しらふだから感じられる夜の静けさだな〜」と気づけたのはこの島での【強制的断酒】があったからだろう

K-Low
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ちなみにコーラの約3倍の価格のするノンアルコールビールも販売していましたがやはりアルコールの無いビールでは僕は満足できませんでした

クロスロードモルディブと沈みゆく未来

ローカルアイランドラスドゥ島を後にし旅の終盤に訪れたリゾートアイランドのクロスロードモルディブ

まるで近未来のリゾート
豪華でスタイリッシュなヴィラが並びローカルアイランドには無かったショップやレストランが並ぶ

それまでモルディブのローカルばかりで過ごしていた僕にとってはどこか“現実離れ”したモルディブ を感じた場所だった

そんな人工島の足元に広がる浅瀬の海を眺めながら

「あと何十年、この島々は海面の上にいられるのだろうか‥?」

温暖化と海面上昇という世界的環境問題の中、モルディブはその“最前線”にある島国‥

【神が散りばめた宝石】と呼ばれる程に美しい海をもつ国モルディブ 

そんな美しい海も人間による行いによって、この先数十年後に見ることができないように神が手を下そうとしているのかとも思った‥

モルディブが教えてくれたこと

この国は単なるハネムーンやリゾートだけの楽園じゃない
この国には人が自然と共に生き共に共存する「海と人」との世界があった
沈みゆくからこそ美しいものがある‥

モルディブの空と海、そして人々が僕に教えてくれた

人も国も…

そして美しき海や自然さえもいずれは消えて無くなっていく。。。
「今、この瞬間を生きる!」という限られた時間を【命の灯火】と共に…

また、いつか…この青の世界の下で。。。

最後に

いかがでしたでしょうか?

海外56ヶ国となる国モルディブ !

新婚旅行やハネムーンといったイメージの強い国かもしれませんがこれを読んで少しでもローカルなモルディブやモルディブ の未来に 少しでも興味を持って頂けると嬉しく思います!

というわけでまだまだ続く世界への旅!

世界はとてつもなく広い!

そして【世界は美しいモノであふれている】

K-Low
K-Low
مع السلامة (アマッサラーマ!


そんなモルディブ で撮影したポストカードはこちら↓

ポストカード(モルディブ①)全20種

ポストカード(モルディブ②)全20種

ポストカード(モルディブ③)全20種

ポストカード(モルディブ④)全20種

ポストカード(モルディブ⑤)全20種

ポストカード(モルディブ⑥)全20種

ポストカード(モルディブ⑦)全20種